本と犬

洋書とオーディオブックについて語るブログ。最近は怪奇小説が多め。

Jackman & Evansシリーズ 第1作 & 第3作

The Murderer's Son

作品データ

著者:Joy Ellis
日本語版:なし
ジャンル:ミステリー、サスペンス
シリーズ:D I Jackman & D S Evans シリーズ(第1作)
舞台:イギリス
主人公の職業:フェンランド警察 犯罪捜査課

Audible:

www.audible.com


著者のサイト:

www.joyellis.info

概要

  イングランド東部のリンカンシャーで、夫婦が自宅で何者かに殺害される事件が起こる。そして管轄のフェンランド警察に、ひとりの男が犯人だといって出頭してくる。男は、過去に凄惨な殺人事件を起こしたシリアルキラーの息子だと名乗っていた。だが、捜査を進めるジャックマンたちは、男の自白で一件落着といかないことに気づく。そして、さらなる殺人が起こり、事件は連続殺人の様相を呈していくのだが……。

感想

 警部補ジャックマン & 巡査部長エバンスがコンビを組む、フェンランド警察シリーズ第1作。Audibleが推奨する順番だと、先に第2作の"Their Lost Daughters"を聴くように、とのことだったので、こちらが後になりました。好みからいうと、第2作のほうがよかったかも? シリアル・キラーの息子という設定はおもしろかったのですが、すべてが明らかになったときの衝撃度がややマイルドでした。怪しげな動き?をするキャラクターがいるので、「絶対なにかある……」とある程度予測できたせいかもしれません。

 このシリーズは、俳優Richard Armitageがすべてナレーションを担当しています。それだけでも、全シリーズ制覇しようと思いました。なんせ声がいい!
 ということで、間をあけて、第3作も聴いてみました。

The Fourth Friend

Audible:

www.audible.com

概要

  フェンランド警察の刑事カーターは、旅行中、飛行機の墜落事故にあい、4人の親友を亡くす。自分だけが生き残ったという罪悪感にさいなまれ、精神的に追い詰められたカーターは、亡き友人たちの姿――亡霊を目にするようになる。彼らは生前やり残したことをカーターに託そうとやってきたのだ。生き残った者の使命だと感じたカーターは、ひとつ、またひとつと、彼らの願いを叶えていく。だが、最後のひとりは、血痕を残して行方不明になった妻の事件を調べてほしいという。
 カーターの心の支えは、同僚でもあり長年の友人でもある刑事マリー・エバンス巡査部長だった。マリーにだけは亡霊が見えることを伝え、協力を求める。マリーは、そんな状態でも現場復帰したカーターが心配だった。行方不明事件の捜査に、カーターを加えても大丈夫なのか? 一方で、ボスの娘がストーカーに狙われる事件が発生。警部補ジャックマンは、犯罪捜査課のメンバーを率いていくつもの事件を同時進行で追うことになる。そして捜査を進めるうち、行方不明事件の鍵をカーターが握っているのではないかと疑いを持ちはじめるのだった……。

感想

 第3作では、複数の事件を担当することになり、管理職でもあるジャックマンは上へ下へと大忙しです。おまけに亡霊まで出てきて、話はどこにいくのか……と、先が気になる展開で、ラストまでドキドキ、わくわくしっぱなしでした。ドラマ化されたらおもしろいと思うのですが……どうなんでしょう。
 第1作でもそうでしたが、このシリーズ、マリーの人間関係がクローズアップされることが多いようです。マリーは同僚でもあった夫を事故で亡くすという悲劇にも見舞われながらキャリアを築いたたたき上げの刑事。ジャックマンは、オックスフォード大学出身で、マリーよりもだいぶ若い(たしか30代前半)のですが、いきなり管理職に就いたエリート組。このふたりの絶妙なコンビワーク&部下たちとのチームワークが、このシリーズの魅力。次作を読むのが楽しみです。

 

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(スマイルマーク殺人事件?)